代数学I
代数学演習I

2回目  除法定理    小テスト


「いま、企業が求めているのは、理系の専門的知識と文系のコミュニケーション力を兼ね備えた人材です。専門知識は大学の偏差値や成績で勝負できますが、コミュニケーション力は面接での“対話力”がポイントになります」

会話力ではなく、対話力?

「そう。会話力と対話力は違うんです。対話力とは相手と話の論点をずらさずに最後まで会話を続ける能力をいいます。そのためには相手が話している内容をきちんと理解する必要がありますし、自分が話したい内容の中から、何を話すべきか取捨選択をして、的確に相手に伝えなければなりません。いまどきの学生さんにはこの対話力に乏しい人が増えているんです」

その理由を浅田氏は次のように分析している。

(1)プライドが高い

誰かと話していて自分が知らない事柄が出てきたとき、その場で質問して理解しないと対話は続かない。だが、高学歴の若者ほどプライドが邪魔をして、わからないことを質問できない傾向が強い。知らないことをネットやスマホで簡単に調べられてしまう現代の環境も、若者の質問ベタを助長している。

(2)いまどきの若者に共通する独特の「やさしさ」

会話のノリやテンポを大事にするあまり、会話の流れを止めてしまう質問や反論ができない。仲間の話に同調するのがやさしさだと考えるので、論点がずれてもノリだけで会話を続けていく。子供のころからこうした会話ばかりを繰り返してきたため、しっかりと対話する訓練ができていない。

(3)大人と会話した経験が少ない

いまどきの若者は総じて同じ年代の少数の仲間とだけコミュニケートする傾向が強く、年代の異なる大人と会話する機会が少ない。そのため、自分たちの内部だけで通用する言語習慣だけで会話しがち。面接という大人を相手に目的を持って対話をするという場面を、事前にほとんど経験していない。


居酒屋でアルバイトをしている学生などの場合、日常的に社会人と接し、彼らのホンネを耳にしたりする機会があります。そうした中で『大人ってこういうものなんだな』という具体的なイメージを持てれば、面接でもある程度、大人と同じ目線で対等に話すことができます。ところが一流大学の学生はというと、アルバイトはほとんど家庭教師か塾講師。大人と接する機会はほとんどありません。また、挫折体験も少ないので、受験勉強以外で何か困難を乗り越えたり、人との葛藤を経験したりしておらず、人間力を養う機会に乏しい。

(京大生でも1勝29敗――受験エリートを襲う「就活の恐怖」、プレジデントFamily 2013年11月号


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