もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である

四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ
   
渋沢栄一、実業家)


古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。
「学生期(がくしょうき)」、「家住期(かじゅうき)」、そして、「林住期(りんじゅうき)」と「遊行期(ゆぎょうき)」。

50歳をはっきりひとつの区切りとして受けとめる必要がある、と私は思う。
そして、そこから始まる25年、すなわち「林住期」をこそ、真の人生のクライマックスと考えたいのだ。

五木寛之、『林住期』)


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