似鳥昭雄の人生は成功の歴史ではない。失敗にまみれながらも、あきらめなかった、挑戦の歴史だ。

(中略)

ピンチのときには、周りの人の助けを得て活路を開いてきた。これはまぎれもなく運の力だ。しかし、私は決して強運の星のもとに生まれたわけではな い。それでもこれだけの幸運に恵まれたのは、苦境にあって、必死にあがいたからだ。たったひとつの成功のカギは、挑戦し続けることである。

挑戦しようと思うから、必死になる。自分の力でどうにもならないから、誰かの力を借りようとする。自分の頭がよくないことを知っているから、そのヒントを得るために、誰よりも現場をよく見ようとすることができるのだ。

(中略)

先を読む、というのは、頭で考えることではない。ある変化が起こったときに、次に何が起こるかということは、人類の歴史をひもとけば明らかだ。自分の頭に頼ることができないとわかっている私だからこそ、現場での変化を素直に受け止め、歴史に学ぶことができるのだ。

 

(ニトリ会長 似鳥昭雄、PRESIDENT 2015615日号




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